クリミナル・マインド1-1「シアトルの絞殺魔」のあらすじと感想

クリミナル・マインドシーズン1の1話「シアトルの絞殺魔」のあらすじと感想を書きます。

その前にクリミナルマインドと言えば格言なので、そこから紹介します。

 

「シアトルの絞殺魔」格言

この世のすべては謎。そして謎を解く鍵は、新たなる謎だ。
– ラルフ・ウォルドー・エマソン (19世紀アメリカの思想家・哲学者・作家・詩人)

邪悪さとは超自然的なものから生まれるわけではない。人間そのものに悪を行う力があるのだ。
– ジョゼフ・コンラッド (海洋文学で知られるギリスの小説家)

過去を振り返れば振り返るほど、遠くの未来が見えてくるだろう。
– ウィンストン・チャーチル (WWII当時の首相を務めたイギリスの政治家)

やってみろ。しくじったら、うまくしくじれ。
– サミュエル・ベケット (20世紀フランスを代表する劇作家)

「やってみる」のではない。「やるか、やらぬか」だ。
– ヨーダ (映画『スターウォーズ』に登場する架空の生物)

おまえが深淵を覗き込むとき、深淵もおまえを覗き返している。
– フリードリヒ・ニーチェ (ドイツの哲学者・古典文献学者・思想家)

 

「シアトルの絞殺魔」のあらすじ

連続殺人事件を扱うFBI行動分析課(BAU)。ベテランプロファイラーのジェイソン・ギデオン(マンディ・パティンキン)が前線に復帰するエピソードだ。

ギデオンは過去にPTSDを発症し現場を離れていた。6人の部下を失ったボストンの事件で精神を病み、峻厳な性格から一変して罪悪感と自責の念に苛まれていたのだ。

一方その間にBAUチームリーダーとして台頭したのが、アーロン・ホッチナー(トーマス・ギブソン)だ。ギデオンのかつての部下であり親友でもある。

二人の間にわだかまりはないが、ホッチはギデオンの精神状態を気遣い、戸惑いも隠せない。

そんな二人のテンションが高まる中、シアトルで衝撃的な連続殺人事件が発生する。

被害者はすべて若い女性。誘拐され、性的暴行を加えられた末に首を絞められ殺害されているのだ。手口は似通っており、警察も連続殺人と断定した。

FBIシアトル現地事務所から事件担当を要請され、BAUは現地入りする。ギデオン、ホッチに加え、天才博士スペンサー・リード(マシュー・グレイ・ギュブラー)、妄想型専門のデレク・モーガン、メディア担当のジェニファー・ジャレオらがシアトルへと向かった。

現場検証を重ねる中で、被害者のランダム性、遺体遺棄現場の近接性から、オルガナイズド(計画的犯行)であることが判明。被害者の選択基準に一貫性がないことから、警察は被害者体型の類似性に着目していたが、BAUは違う視点を提示する。

母親、姉、娘……。被害者と行動を共にする可能性が高い女性を標的に選んでいるという仮説だ。

一方、遺体の捨て方に違和感を抱いていたリードは、被害者が生きたまま埋められていた可能性を指摘する。これが後の事件解決のカギとなる大事な視点だった。

事件は凶悪化していく。4人目の被害者モリー・マッカーシーが誘拐されてしまう。遺族からの捜索願いもあり、BAUは被害者発見に向けて懸命に働き始める。

この頃になるとマスコミの扇動で市民の不安も高まっていた。FBI現地事務所長の強い要請もあり、報道陣向けブリーフィングを実施することに。政治的配慮という側面もあるこの決定に、チームリーダーのホッチはうまく立ち回ろうと苦慮する。

一方ギデオンは、被害者家族とのやりとりを通じて事件の手がかりを掴もうとしていた。遺体発見現場付近をうろついていた人物に行き当たり、不審者として事情聴取を試みるが、決定打となる証拠は得られず。

同僚たちと被害者の接点を洗い出す作業に明け暮れ、目星を付けたのがスレスマンのフランクリンだった。元恋人やその周囲の人物への執拗なストーカー行為が判明し、やっと疑わしい人物を特定できた。

一向に口を割ろうとしないフランクリンだが、ギデオンは言葉の端々から「生きている人質」の存在を見抜く。激しい追及でフランクリンを追い詰め、共犯者のヴォーゲルと人質エリーがいる場所を聞き出す。

人質は遠く離れた海の上。時間との悪戦苦闘の末、エリーは辛うじて救出されたのだった。

「シアトルの絞殺魔」の感想

クリミナル・マインドの第1話「シアトルの絞殺魔」は、オープニングからして衝撃的な出来でした。

異常性欲に駆られた心理的サディストの手にかかるという被害者側の恐怖は言うまでもないが、いかにプロファイラーたちも凶悪犯と対峙する現場ではたびたび危険にさらされているかがリアルに描写されている。

目に焼き付いたのは、開始早々に登場人物に銃を突きつけられるシーンだ。

しかもその拳銃の引き金を引いたのは、他でもないギデオンその人である。

過酷な過去を背負うこの男が、どれほどの心の傷とトラウマを抱えているのかがよく表れているシーンであると感じた。

凄腕エージェントたちの推理・行動シーンには理知的な面白さがあり、被害者救出を目指す姿には熱量を感じる。

一方で、時に法的根拠を超えた捜査手法も取られ、危うく灰色の域に足を踏み入れそうになるところには緊張感がある。

推理小説的な脚本の手際の良さとキャラクターの魅力が相まって視聴者を引き込んでいく、とても上手くできたドラマなのだと実感した。

第1話から明らかにされるように、この物語の主軸となるのはギデオンとホッチという二人の男の師弟関係であるといえる。

若き日のホッチを導いていたギデオンが、ある事件を境に現場を去り、代わってチームの舵取りを任される立場となったホッチ。

この二人の確執と信頼関係の揺らぎこそが、このドラマの大きな見所であるように思えた。

両名演じるトーマス・ギブソンとマンディ・パティンキンという二人の主演俳優が本作の顔であり、名脇役とも言うべき共演者たちの個性的な演技が作品の厚みを増している。

中でも第1話で光るのが、マシュー・グレイ・ギュブラー演じる天才博士スペンサー・リードである。

コンピュータ解析だけでなく小道具の使い方など細かい演出まで緻密なこのキャラクターは、視聴者に新鮮な印象を与えている。

同様に法医学者の才能を持つジェニファー・ジャレオ役のA・J・クックも、知的で繊細、かつ行動力抜群な女性捜査官として魅力を放っている。

脚本家が提示するオカルト的な格言が、ギデオンの台詞として度々挿入されるのもこのドラマの特徴です。

事件を追うスリルに引き込まれながら、ときおり人生の意味を見つめ直す機会にもなる。

推理要素と人間ドラマを高次元で融合させた良作であり、今後の展開が楽しみな作品であると感じました。

「シアトルの絞殺魔」の製作スタッフ

ゲスト:メレディス・モンロー「ドーソンズ・クリーク」
脚本:ジェフ・デイヴィス
監督:リチャード・シェパード

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